30日

病院ボランティアで久々になじみのマダムたちと再会する。退職されてしまった方にも再会できて、この方には本当にお世話になっていたので、嬉しかった。
車椅子をお手伝いしたおじいさまに、「こういう若い人をみると、ほっとするね。」といわれて、大げさだけどなんだか久々に生きててよかったと感じた。その方からは、「彼氏は3人もちなさいね。」というアドバイスもいただいてしまった(笑)
もうこのボランティアも1年になるんだな。できることは本当に少しだけど、逆にこの活動から得ているものは本当に大きいし、ここでしか得られないもの。

その後、ゼーリック世銀総裁が出席するシンポジウム。あっというまにおわってしもた。
「人間の安全保障」という概念が、日本がイニシアチブをとって提言したものが核となっているという背景をふまえつつ、この概念をベースとして援助を行うのは、他の資源に恵まれない分だけ人的資源に多く投資してきた日本という国の使命だということをおっしゃっていた。「人」を重視する文化を援助にもいかすということかな。
こうやって指摘されたように日本の果たさなければいけない役割や使命は大きい。けれど、それを自覚している日本人がどれだけいるのだろう。新聞もかなりの紙面を割いていたから、今回のイベントでこの問題に対する興味を深めた人が増えたと願いたい。私もこんなえらそうなこといえる立場ではないので、勉強しなきゃな。愛の反対は無関心だもんね。