ふたつまえの日記で

考えてたことを、谷川俊太郎さんがみごとに詩として表現してくれていた。

「分からない」
ココロは自分がわからない
悲しい嬉しい腹が立つ
そんなコトバで割り切れるなら
なんの苦労もないのだが


ココロはひそかに思っている
コトバにできないグチャグチャに
コトバが追いつけないハチャメチャに
ほんとのおれがかくれている


おれは黒でも白でもない
光と影が動きやまない灰の諧調
凪と嵐を繰り返す大波小波
決まり文句に殺されたくない!


だがコトバの檻から逃げ出して
心静かに瞑想してると
ココロはいつか迷走している(笑)

朝日新聞 11月7日 夕刊 4面)


最後の「(笑)」はもともとついていたものです(笑)
コトバにずっと向き合ってきた谷川さんに、自分の悩みを理解してもらえた気になってしまい、嬉しい。
ふと小学生の頃、詩をよんだりつくったりすることにはまってたことも思い出した。